リウマチの原因を知りましょう
2017.12.21 この記事は約351秒で読めます。

リウマチは検査を行えば早期発見可能です

リウマチの症状としては関節のこわばりや痛み、腫れ、浮腫などが起こってくることが多くみられ、これらが進行してくると関節の変形から徐々に骨を含めた関節構成体の破壊をきたす疾患です。
このようにリウマチは進行すれば難治性を示す疾患ですが、検査によって早期発見することが可能でもあります。
リウマチであるかどうかを検査するための主な検査項目には、血液検査や画像検査、炎症の持続期間の評価があります。

まず血液検査では小項目に分けるとCRP(C反応性タンパク)、赤血球沈降速度、リウマトイド因子、CCP抗体の4つがあります。
CRP(C反応性タンパク)は体内で炎症を起こす際に作られるタンパク質の値で、炎症反応が高い場合に上昇します。
赤血球沈降速度は赤血球が1時間でどの位沈むかを測定します。炎症があれば沈む速度が速くなるため値が上昇します。
リウマトイド因子は自己抗体のひとつであり、自己免疫疾患でみられやすい因子であるためその有無を調べます。
抗CCP抗体はリウマトイド因子と同じく自己抗体のひとつであるためその有無を調べます。

次に画像検査ですが、画像検査としてはレントゲン検査が行われることが多く、骨の状態や症状の進行具合をみます。
場合によってはレントゲン検査で発見しにくい症状をより詳細に調べるためにMRIや超音波検査が行われることがあります。

もうひとつは炎症の持続期間の評価があります。リウマチの症状では関節のこわばりが起こることが少なくありません。
特に起床時にみられる傾向がありますが、この関節のこわばりの持続期間として起床後1時間以上持続し、かつ6週間持続しているかどうかを評価していきます。

上記に挙げた各検査項目を調べていくことでリウマチを早期発見することは可能であるといえます。
重要な点は例えば血液検査で陽性を示す項目があったとしても必ずしもリウマチを示すものとは限らない場合があり、総合的な検査結果から判断されるものであるということになります。
しかしながら、総合的な検査結果から陽性であるとの診断がなされた場合には、積極的に炎症を抑える治療が行われる場合が多く、それによって症状の進行を最小限に止めていくことは可能であるといえます。

リウマチの発見が遅れると危険な理由

上記で挙げましたがリウマチは検査によって早期発見していくことが可能であり、万が一検査結果が陽性であっても早期から適切な治療が行われる場合には、症状の進行は最小限に止めることができる可能性があるといえます。
しかしながら早期の発見と治療が遅れて症状が進行してしまった場合には予後の観点から危険な状態をもたらす危険があります。

その理由について一般的なリウマチの症状については既に触れましたが、リウマチの症状が進行してしまうと場合によっては日常生活が著しく制限されてしまうことに繋がるリスクがあります。
しかし問題はそれだけではありません。リウマチは関節の炎症反応が出る疾患にとどまらず、全身性の疾患でもあるという点に注意が必要です。
すなわち進行してしまうことによって肺繊維症や心膜炎といった呼吸器疾患や心臓疾患などあらゆる部分に深刻な合併症を引き起こす場合があり、これらによってもまた日常生活が著しく制限されてしまうことに繋がるリスクがあります。

これらのことから、リウマチは早期発見して適切な治療をしていくことが何よりも重要であるということになります。
日常生活において身体の痛みや腫れなどリウマチを疑わせるような徴候がみられる場合にはできるだけ早期に検査を行うことで明らかにしていくことが重要です。
早期発見することができれば、その後の治療として例えば炎症を抑える治療に併行して関節の痛み緩和目的の温熱療法や関節に過度の負担が掛からないような軽いストレッチなどを行うことがあります。
その他にも日常生活上で関節の負担を少なくするような工夫をしていくことなどで症状の進行や増悪を予防していくことは可能となってきます。